過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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108: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:00:27.17 ID:LzjXz4kL0



サターニャは、そのまま私を締め上げた……訳ではなく、包むように優しく抱き寄せた。

一定のリズムで背中をさすられていると、煮詰められた感情の鍋の蓋が少しずつ開いていくようだった。

こんなはずじゃ、ないんだけどなぁ。



「うぇっ……うぅ……ぐすっ」

「いいのよ、ヴィネット。我慢しないで」



私もサターニャのおなかに手を回し、抱きしめ返した。

しゃくりあげる私が落ち着くまで、サターニャは何も言わず、静かに付き合ってくれた。

なんだか最近の私は泣いてばかりだ。

それは、泣くことが許されている環境にいるということで、恵まれてることなんだと思う。

ありがとう、本当に。





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