140: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:19:19.04 ID:LzjXz4kL0
どうやらガヴの膝の上に寝かされているらしい。
141: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:20:24.45 ID:LzjXz4kL0
「実は、こうしてしまおうという考え自体は、ずっと前からあったんだ。
142: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:21:03.68 ID:LzjXz4kL0
「別れが近づくにつれて、私は耐えられなくなった。
143: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:21:53.05 ID:LzjXz4kL0
私はこれまで、自分にとって大切なものを得るために腐心していた。
144: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:22:20.52 ID:LzjXz4kL0
例えば、太陽は絶対的に動かない。
それでも、地球の上に立ってみれば、それは昇っては降りてしまう。
145: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:22:51.66 ID:LzjXz4kL0
「ああ、そうか。
146: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:23:20.64 ID:LzjXz4kL0
頬を温かな雨が打つのを感じる。
147: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:23:51.99 ID:LzjXz4kL0
心のどこかが囁く。私はまだ夜を脱してなどいない。
148: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:25:01.54 ID:LzjXz4kL0
「何度謝ったってゆるされるとは思ってないけど……。
149: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:25:54.03 ID:LzjXz4kL0
「ああ、くそぉ……。
ごめん、なさい。ごめんなさい、ヴィーネ……」
167Res/133.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。