過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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7: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:03:37.96 ID:LzjXz4kL0



思えば、私の心はいつも夜だったと思う。

悪魔らしくない私に魔界で光が当たることはなく、闇の中では誰しも見分けがつかない様に、その他大勢の一人だった。

寒さに凍えながら、周囲にあるものをそっと抱き寄せて暖を取り、夜明けを待つ。

私はきっと生涯をかけて、ありもしない夜明けを夢見て匿名の夜の中に静かに沈んでいくのだと考えていた。

だからこそ、彼女の突然な変貌には、天地がひっくり返ったかのごとく仰天した。





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