過去ログ - 西絹代「何故私達を連合チームにお招きしたのか?」
1- 20
4:名無しNIPPER[sage]
2017/04/11(火) 19:57:39.58 ID:FGKsNTVsO
「ちゃんと疑問に思ってくれてよかったわ。見込んだ通りでなによりよ」
「はぁ……」

満足そうな笑みのダージリンとは対極に西は困惑の表情だった。

「西さんが仰るとおり確かに4校でも充分。いえ、むしろ元黒森峰の生徒だったみほさんからしたら黒森峰の増援だけのほうが動かしやすかったかもしれないわ」
「では何故」
「勝負という点だけで見ればそれが正しい事かもしれないわ。でもね、これは戦車道なのよ。健全で強い精神を育成するためのカリキュラム」
「戦車道……」
「今回の文科省の横暴に不服がある者、友の窮地に居ても立ってもいられない者。そう言った不条理や困難に瀕した時に毅然と行動が出来る強さと優しさ。それを尊重し育成しなくてはいけない」

確かに誰もが廃校に納得できず怒りを露わにする者もいた。強者が戦うのは合理的だ。しかしそう言った者を蔑ろにして得た勝利は果たして完全勝利と言えるのだろうか?きっと胸の奥に燻りがいつまでも残ってしまうし今の祝賀会のように心から楽しめなかっただろう。ただの一高校生で一人の戦車乗りである彼女はそこまで考えていたのかと思うとただただ敬服するしかなかった。

「それと、勘違いしないでほしいのだけれど心情を察してお情けであなた達を呼んだ訳ではないわ」
「それはどういう……?」
「実を言うと私はどんな状況でもみほさんが、大洗が勝つと確信してましたのよ」
「そ、それはどうして?」
「勘よ」
「勘でありますか!?ま、まあそれはいいとして一体どうして私達が呼ばれたのでしょうか」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
9Res/8.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice