過去ログ - 【モバマス】P「天国の扉を鳴らせ」
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53: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 19:11:23.58 ID:3Z92zCWa0
と、こんな具合で。
私がデビューした際のゲリラライブへの乱入も含め、中々の破天荒っぷりだ。
こういうところが、ヘレンさん筆頭のハチャメチャな人たちにうまくハマったのかな、と思う。あの人たちも、プロデューサーの言うことだけはよく聞く。現場のスタッフさんたちの言うことは平気で無視して自分らしさを押し通すのに。
54: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 19:12:39.59 ID:3Z92zCWa0
バラエティ色の強い仕事から、アイドルらしさの強い仕事まで。第七事務所に舞い込む仕事は実に多彩だ。
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55: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 19:35:47.57 ID:3Z92zCWa0
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「グラビアの仕事? あたしに?」
56: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 23:52:00.08 ID:3Z92zCWa0
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「北条さん! いつも応援してます!」
57: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 23:53:05.05 ID:3Z92zCWa0
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周りに振り回されたり、慣れないことに翻弄される日も多かったけど、私は私なりに毎日を懸命に過ごしていた。
58: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 23:54:38.30 ID:3Z92zCWa0
変わりゆくことを実感することになるその日も、私は日常の一部となった事務所へ向かった。
第七事務所は基本的に騒がしいことが多いけれど、その日は静かなものだった。
私が入った時に居たのはほたるちゃんだけで、彼女はソファに座って静かに雑誌を読んでいた。
59: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 23:55:54.10 ID:3Z92zCWa0
「失礼します」
入ってきたのは、グリーンのオフィススーツを着た事務員のちひろさんだった。
60: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 23:56:45.17 ID:3Z92zCWa0
そんな軽口を叩きながら、私とほたるちゃんは床に広がった書類に手を伸ばした。
言いながらも私とて、仕事における分別ぐらいはつけているつもりだった。自分が見てはいけないものだったら、すぐに目をそらすつもりだった。
61: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 23:58:10.57 ID:3Z92zCWa0
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「プロデューサー、いる!?」
62: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/24(月) 23:59:18.88 ID:3Z92zCWa0
「ちょっとは黙って話を聞きなさい。幼な子じゃあるまいし、ピーピー鳴いていい歳じゃないでしょうが」
険のある物言いに少し気圧される。
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