過去ログ - 高峯のあ「星に願いを」
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5:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:22:10.17 ID:PxCHan+00



「……詳しく、聞かせて」

私がそう答えると、男は待ってましたと言わんばかりに鞄からあれこれと資料を取り出し始める。

ひぃ、ふぅ、みぃ、と必要な書類が揃っていることを確認した後にクリアファイルへと入れた。

「ここに、契約書だとかの書類がまとめて入ってる。詳しいことはこれを見て、君が判断してくれて構わない」

「……なら、今から話すのは?」

「君が首を縦に振ってくれた場合の話だ」

そう前置きをして、男は私のこれからを語り出した。

アイドルになるならば、今の事務所から男の務める芸能プロダクションに移籍すること。

宣材写真の撮影。事務所お抱えのレッスンスタジオの規模。寮への入居を希望する場合の手続きについて。

それから、デビューしてからの話。

どれもおかしな点はない、どころか条件としては今の事務所よりも良い、と言える。

しかし、聞いておかなければならないことが一つある。

「……私に、アイドル然とした振る舞いは、出来ると思えない」

こればかりは、どうにもならないのではないか。

所属してから、できませんでした、では笑えない。

だから、聞いておく必要があった。

そんな私の問いに男はまたしても、にっ、と笑って「そのままでいい」と言うのだった。



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