過去ログ - 魔王「ボクに魔王なんて出来るわけねぇ」
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286: ◆Ks1JsTemxeE/[saga]
2017/05/09(火) 18:01:11.27 ID:agKML09K0

 次の日。




 魔王はエルフの森の長、長老と席巻していた。
 魔王軍は長きに渡り、エルフ一族を侵略してきた。エルフは魔法技術に長け、森の場所を転々し逃れてきた。
 エルフ一族だけが魔界で魔王軍の支配下ではなかった。




長老「同盟?」


魔王「はい……エルフ一族と友好的な関係を築きたいのです」

長老「先の“魔王”が我一族にした罪はどうなる?」

魔王「私が現王として我父の罪を謝罪します。申し訳ありません」



 魔王は跪き頭を下げる。
 王らしからぬ行為なのは承知の上。ただ殺されたエルフもいたと言う、この程度では許されない……と思っていた。


エルフ「長老様、我々エルフの瞳には、この“魔王”に嘘や企みがないのはお分かりいただけるでしょう?」

長老「うむ、魔王よ何が望みじゃ? 魔法か? 薬か?」


魔王「何かを求めて友好関係を築きたい訳ではありません。強いて言えば、エルフ達あなた方が隠れずに我らの町や冥都に足を運んでいただければ幸いです」

長老「それでお主らに何の得がある?」


魔王「……ボクには友人があまりいませんが」





魔王「友達は多い方がいいでしょう?」


長老「ふっ……はははははは」

エルフ「フフフフッ」

魔王「あ、あはははは」




長老「面白い王じゃな……良かろう。お主を信じてみよう」

魔王「あ、ありがとうございます!!」

長老「魔剣を解放してくれた恩義も返さなければあるまい」



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