過去ログ - 奈緒「シンデレラガールズ」
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260: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/21(金) 20:24:21.74 ID:MxKyCuZT0


―――昨夜 海岸


P「ふんふーん♪……到着!」

P(いやー、たまにはこういうのもいいよなぁ。1人でまったりと、静かに夜釣り。別に賑やかなのは嫌いじゃないけど、うちの事務所賑やかすぎるからな。たまには静かなのもいいもんだ)

P「さーて、どこで釣るか……いいポイントないかなーっと……ん?」

P(あそこ、誰かいるな。こんな時間に海岸に……釣り仲間かな? いや、それにしてはシルエットがおかしいような……あれ、女の子じゃね? こんな時間になんで……ちょっと心配だし、近づいてみるか)

奏「……はぁ。今日は……いろんなこと、ありすぎたな。なにがなんだか、自分でも……高校生活なんて、しょせん全部遊びなの? だとしたら……私って、なんなのかしら」

P(どうしたんだ、この子? テストの点でも悪かったのかな?……それにしても綺麗な子だな。……そうだ、スカウトするか。たまには俺もスカウトしないと……奈緒に負けてられないし。さて、どう声をかけたものか……奈緒の時のはなぜか失敗だったし……この雰囲気に合った台詞は……よし!)



P「今日は……風が騒がしいな」



奏「……?」

P(……はい、失敗。駄目だ、普通に話しかけよう)

P「ちょっと君、少しいいかな?」

奏「悪いけど、今、話しかけないでくれる? そういうの、求めてないから」

P(えぇー……普通に話しかけても駄目だったー……)

奏「いまの私、怒りと悲しさと寂しさを、ミキサーにかけたみたいな状態なの。そんな心境で、誰かと話す気分じゃないし。だから、ひどい言葉を浴びせられるのがイヤだったら……。ここからすぐに立ち去って?」

P「あ、ああそう」

P(立ち去るか……いや、でもせっかく良さそうな子を見つけたのに、おめおめと諦めるのはもったいなくないか?)

奏「……」

P(それにここで諦めると、奈緒に負けた感じが……俺のプロデューサーとしてのなけなしのプライドが無くなる気が……かろうじて残っているプライドが0に……)

奏「……。あ、待って」

P「へ?」




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