90: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2017/04/16(日) 01:08:29.64 ID:6enVUVL30
ミラ「古来、私達W眞祓井W家はその名の通りW悪魔祓いWとして悪霊や妖魔の類を成仏させる一族だった。古くは平安時代から続いていたとも言われておる旧家さ」
妖精「悪魔祓いとはまた・・・・・・」
ミラ「無論今ではそんな非科学的なと批判されるが、まだ科学が発展していなかったその当時は悪霊や妖怪が信じられていたものさ。人が床に伏せるのは全て悪霊の仕業。そんな時代さね」
大和「なるほど・・・・・・納得です」
ミラ「そして眞祓井家は人外のものを祓うために、妖怪の力を得たと言い伝えられているんだ」
大和「妖怪の・・・・・・力・・・・・・?」
ミラ「そうさね・・・・・・例えば」チラッ
リク「?」
ミラ「リク。あんたこの間の期末試験、結果はどうだったんだい?」
妖精「はぇ!?」
リク「え、あれ? まだ返ってきてないよ?」
ミラ「おや、本当にかい?」キィィ
大和「っ!? その目は・・・・・・!」
リク「っ!?」
ミラ「・・・・・・まったく、返ってきてるじゃないか。酷い点数だ」
妖精「!?」ギョッ
ミラ「嘘ついた罰だ。ソラ、部屋の本棚、上から二段目の裏と机の引き出しの二重床の中のやつ処分しておしまい」
ソラ「はぁい」
リク「ちょっ、おばあちゃんそりゃないよ!!」
ミラ「お黙り。悪い点をとった事は私は怒っちゃいない。隠そうとした事に怒ってるんだ、慈悲はないよ」
リク「そんなぁ・・・・・・」ズーン
ミラ「ふふ、大和ちゃん、身内の恥を晒してしまって申し訳ないね」
大和「は、はぁ・・・・・・」
妖精「寧ろアンタの所為だと思うけど」
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