6:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:50:11.38 ID:3NCWHtLa0
デビューしてから3年目。
肇は単独ライブで大成功を収め、トップアイドルの仲間入りを果たした。
7:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:51:21.14 ID:3NCWHtLa0
彼女が大学を卒業した今年の春。
今度はこちらからプロポーズした。
8:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:51:49.59 ID:3NCWHtLa0
肇の大学卒業に立ち会うために上京していたご両親にまず報告した。
長い間プロデューサーとしても何度か顔を合わせていたし、交際するようになってからも定期的に連絡は入れていた。
その甲斐あってか、信頼してもらえていたらしい。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:53:20.04 ID:3NCWHtLa0
ただ、もう一人報告すべき人だった肇のおじいさん。
電話よりやはり直接会って伝えるべきだったが、ちょうど仕事が忙しくなったこともあり、なかなか時間がとれなかった。
10:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:54:18.11 ID:3NCWHtLa0
…………………
…………………
11:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:55:25.52 ID:3NCWHtLa0
「ついてきなさい」
声がかかる。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:55:51.73 ID:3NCWHtLa0
隣の肇と顔を見合わせる。
肇は、わからない、というように首を振る。
13:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:57:13.23 ID:3NCWHtLa0
おじいさんに連れてこられた先は工房だった。
後ろに続いて、肇も入ってくる。
14:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:57:45.12 ID:3NCWHtLa0
……正直、備前焼の正しい工程はよくわからなかった。
以前に一度だけ、肇に勧められて挑戦したことがあるくらいだ。
15:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:58:15.35 ID:3NCWHtLa0
練り終わった粘土を、轆轤に移す。
ゆっくりと回転する粘土に手を添え、形を作っていく。
16:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:58:41.91 ID:3NCWHtLa0
轆轤を止め、ふぅ、と息を吐く。
あと少しと気が緩んだのかもしれない。
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