過去ログ - 電「軍艦と人間、その境界で生きる」
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2: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:12:35.64 ID:akTA4kE+0
◆1人目の司令官さん
3: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:14:32.86 ID:akTA4kE+0
──────
「貴様は兵器だ。黙って人間様の指示に従っていればいい」
4: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:16:19.70 ID:akTA4kE+0
その司令官さんは30代前半の若い司令官さんでした。
先の作戦では深海棲艦に大打撃を与えた立役者でもあり、司令官さんは他の司令官さんよりも圧倒的な戦果を挙げていました。
5: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:17:43.61 ID:akTA4kE+0
『艦娘は深海棲艦と戦う兵器である』
6: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:19:04.53 ID:akTA4kE+0
私たちがこの世に生まれた意味は、何時の時代からか出現した深海棲艦と戦い、戦果を上げることなのでした。
勿論、それを否定するだけの自己意識を艦娘ひとりひとりが持ち合わせています。
7:名無しNIPPER[sage]
2017/04/23(日) 21:19:17.97 ID:ZTAhVMeO0
うん、知ってるよ。
8: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:20:14.60 ID:akTA4kE+0
司令官さんは他の司令官さんよりも圧倒的な戦果を挙げていました。
――数多の艦娘の犠牲の上で、なのです。
9: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:23:42.65 ID:akTA4kE+0
敵の主力部隊に攻撃を仕掛け、その注意をひきつける事が、当時、私が所属していた部隊の任務でした。
私たちの部隊が先行して攻撃し、敵の注意がこちらに引いたところを狙い、主力部隊で挟撃する。
10: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:25:17.38 ID:akTA4kE+0
本当は戦いたくない。
死にたくない。
11: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:27:15.36 ID:akTA4kE+0
──────
「よう、チビ! 別の囮部隊から転属してきたんだってな」
12: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:28:32.38 ID:akTA4kE+0
「可哀そうに、さっさとくたばった方がどれだけ楽だったか! 希望は持つなよ、転属したってやる事は変わらんぜ?」
「……」
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