過去ログ - 甘くてとろける百合バス 私と――。
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24:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 16:14:38.08 ID:bGKhngeS0
もうもうと立ち込める煙。
視界が全く見えない。
音も耳にふたをされたようににぶい。
ヤンキーちゃんが、私を庇うように覆いかぶさっていた。
ぐったりとしている。
25:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 16:21:47.29 ID:bGKhngeS0
痛くて、熱くて、これが夢じゃないなら、なんだ。
ここは、地獄か。
燃え上がるバスから離れる。
しばらくすると、バスはガソリンに引火して轟音を放ってバラバラになった。
私は、バカみたいに絶叫した。腰から砕けて座り込む。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 16:29:01.16 ID:bGKhngeS0
バイバイ。
別れの挨拶。
え、え、死ぬ?
瞬きもしない内に、伏せていたヤンキーちゃんが飛び起きた。
同時に起こったそれらの出来事に、私はついていけず、体が固まる。
27:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 16:35:05.72 ID:bGKhngeS0
私は、砂を握り締めて、とっさにロングの顔面めがけて投げつけた。
顔を抑えて、ロングが声を上げる。
苦しそうに、ひざをついた。
拳銃を取り落とす。
私の足元に落ちたそれを、恐る恐る拾いあげた。
28:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 16:45:50.14 ID:bGKhngeS0
ショート、もしかして近くに、周りを見回す。
いない。
私がロングから目を離した一瞬。
その一瞬の内に、ヤンキーちゃんのナイフは、ナイフは――。
29:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 16:48:23.89 ID:bGKhngeS0
いったん、ここまで
続きは、今日できたら
30:名無しNIPPER[sage]
2017/05/03(水) 16:49:40.33 ID:OiYOP/Q4o
たんおつ
31:名無しNIPPER[sage]
2017/05/03(水) 17:57:25.11 ID:5Ali7izl0
百合度が上がったと思ったら
いつの間にか(物理的に)百合度が下がってきていたでござる
これはこの後にまた百合度を上げないとバランスが悪い
32:名無しNIPPER[sage]
2017/05/03(水) 18:42:22.61 ID:cxQoSQRMo
極限状態の状況良いよね
おつおつ
33:名無しNIPPER[sage]
2017/05/04(木) 07:42:01.12 ID:c+zetUKUO
夢オチであってくれ
34:名無しNIPPER[saga]
2017/05/04(木) 09:58:12.06 ID:exGsfEsoO
その時の私は、どうしてキスを受け入れたのか分からなかった。経験もなく、求められるまま。もしかしたら、一人では生きていけないから、なんて、身勝手な考え方からだったのかも。
そのキスは、嬉しくもなかった。
気持ち良くもなかった。
そんな些細なことを気にしちゃってる自分は、まだ、この状況で、彼女と歩む未来に思う所があったのかもしれなかった。
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