過去ログ - 超能力戦争から逃げて異世界に来てしまった【キャラ募集安価】
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137:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 23:00:15.21 ID:++Gf/xpS0
「さて、東大陸へ向かうに当たって三つのルートがあります」

 と、ミリアリアは地図を机に広げた。

「中央大陸は北と南を分断するように真っすぐ道が通っています。神々の凱旋と呼ばれるそれは、ひたすらに真っすぐ歩く事ができます」

 かなり縮小された地図なのに、その道ははっきりと描かれていた。相当の広さを持っている事が龍矢でも分かる。

「次に航路を使うルートです。知っての通りたまに危険な事が起きますが早く行けます」

 中央大陸南部の海を指でなぞるミリアリア。細くしなやかな手に龍矢は見惚れた。

「最後は空のルートです。魔力で浮かぶ飛行機を使えば最も早く行けますし、事故も少ないです。料金は高いですが、確実な手段です」
「事故が起きたりしないんですか? ドラゴンとぶつかったり……」

 リマルの質問にミリアリアは即答した。

「だから安全なんですよ。魔力で浮かぶと言う事は地面に接地している事と同じです。だったら鉄に囲まれた飛行機の方が安全でしょう?」
「確かに……」

 リマルが納得している様子を見ると、魔力は相当信頼できる物らしい。
 龍矢は自分も魔法を使用できるのだろうかと考えたが、言葉にする事はなかった。魔法の使用目的も言えないようでは幼稚園児と同じだと馬鹿にされてもおかしくないからだ。龍矢はそう結論付けた。

「リューヤさんはどうしたいですか?」
「僕は……」


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