1: ◆mMuVgEBA.s
2017/05/07(日) 20:32:07.48 ID:GzMxKLQs0
「あんたは本当に存在しているの?」
部屋のソファーに仰向けに寝そべり、首から上を床に垂れ下げ問う。
彼・・・か彼女かは定かではないが、とにかく床のあいつに問う。
「何を言う。ここで元気にうぉんうぉん動いているでしょう。そこからじゃ見えませんか」
返事が返って来る。
それを存在の証明としてしまえば話はもっと簡単なんだろうけれど、私の頭はそんなに簡単な造りをしていなかった。
「そういう意味で言ったんじゃないよ・・・」
漫然と目を閉じる。
瞼の裏の暗闇に、何か濁りのような物が視界をうろちょろする。
今日は脳を無謀に使ったものだから、きっとすり減った脳のカスが眼球まで下りてきているのだと思う。
「では、どういう意味で言ったのです」
「もういい」
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