過去ログ - 魔王♀「食べちゃうぞー!」勇者の母「食べないでください!」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 22:02:33.94 ID:FYM8qCG/0
10年後――。
勇者、勇者よ。
以下略
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 22:08:57.12 ID:FYM8qCG/0
空から真っ逆さまに落ちている気分で、少女は目を覚ましました。
どうされましたか?
狼が少女に問いかけます。
以下略
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 22:29:59.03 ID:FYM8qCG/0
少女はしぶしぶ、狼の背中にまたがりました。
文句は続きます。
でもね、私より魔王の方が幼いじゃない。
私よりも、魔王が勉強をした方がいいと思う。
以下略
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 22:39:21.31 ID:FYM8qCG/0
人里に続くけもの道の終点に着きました。
狼は木々の影に隠れ、そこに少女を降ろします。
少女は諦めたようにお礼を述べました。
狼は、帰りは魔王が迎えに来ると言い去って行きました。
以下略
24
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 22:49:08.89 ID:FYM8qCG/0
馬車の一番後ろに座っていた、そばかすの男の子がヨロヨロと立ち上がり、少女に手を差し伸べます。
走る馬車に追いつき、彼の手を取るのは簡単ではありません。
少女はとにかく無我夢中で走りました。
自分は、魔王や狼と違って、どうしてこんなに遅いのだろう。
そんなことを思いながら、少女は足を動かしました。
以下略
25
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 23:23:58.03 ID:FYM8qCG/0
教室に入ると、先生に大目玉を食らいました。
厳しい人で、少しでも遅刻すると誰に対しても同じように叱りました。
少女にとっては魔王よりも狼よりも、この先生が一番恐い存在でした。
よろよろと、端の方の席に座ります。
以下略
26
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 23:48:05.50 ID:FYM8qCG/0
少女は全部を写し終え、黒板を見ました。
先生が、険しい顔で口を開きます。
今、この大陸では魔王との戦いが激化しています。
知っての通り、勇者の席が空白のままですよね。勇者がいなければ、魔王を倒すことはできません。
以下略
27
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/15(月) 23:53:48.55 ID:FYM8qCG/0
休憩時間になり、少女は眼鏡の少女とそばかすの少年に改めてお礼を言いました。
そばかすの少年は頬を赤くして、でも、何の役にも立っていないよ、と言いました。
そんなことないよ、と眼鏡の少女が慰めます。
気にしないで、田舎の方から来ている私が悪いの。
以下略
28
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 00:00:45.80 ID:DKrHeI1T0
魔王は見た目は自分よりも年下の少女でした。
魔王になってから、見た目が変らなくなったと言っていました。
親のくせに、無邪気に笑っているのが子どもみたいで可愛い時もあり、少女にとっては複雑でした。
眼鏡の少女とそばかすの少年の話題が、魔王に移ります。
以下略
29
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 00:16:45.86 ID:DKrHeI1T0
ねえ、あなたはどう思う?
眼鏡の女の子が少女に聞きます。
少女は言いました。
以下略
30
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/16(火) 00:27:50.93 ID:DKrHeI1T0
いつもいつもあの獣道から来るし、もしかして、魔物なんじゃないのか。
大柄な少年は、自分で言った言葉が可笑しかったのかお腹を抱えます。
少女が彼に言い返す前に、眼鏡の女の子が大柄な少年の顔を引っ叩きました。
以下略
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