過去ログ - 魔王♀「食べちゃうぞー!」勇者の母「食べないでください!」
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7:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 21:50:48.13 ID:+7UWUz4XO
みんなが寝静まった頃、父親は目を覚ましました。
酒の酔いが少し冷め、夕食を囲っていた時に感じていた罪悪感も薄れていました。
大丈夫、父親は祈るように思います。
世界の平和のために仕方がない。
時代の水平に光が差し込む頃、自分の妻も私の行いを認めてくれるはずだ。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:05:38.88 ID:+7UWUz4XO
暗い夜道は危険が付き物です。
魔王の気に当てられた動物や植物、いわゆる魔物達は、特に夜に活発に活動します。
そのため、長老の斥候がすぐ近くの湖で待っている手はずでした。
周りの様子をうかがいながら、父親は小走りで人里を抜けます。
長老の住む家は山の麓にありました。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 23:41:26.46 ID:AQIOeCSJ0
湖のほとりに来ると、娘は少しだけ泣き止んでくれました。
しかし、父親は過去をしかめます。
なんだ、この匂いは。
今まで嗅いだことのない、生々しい錆びた匂いが立ち込めていました。
彼は、斥候の名前を呼びました。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 23:49:18.90 ID:AQIOeCSJ0
小さな悲鳴をあげました。
手に生暖かい液体が付着しました。
匂いの正体だとすぐにわかりました。
強烈な、血の匂いでした。
父親は震えあがります。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2017/05/15(月) 00:00:46.94 ID:sscDpbIG0
金色の光がそこにはありました。
娘の紋章の輝きだとすぐにわかりました。
月がまた顔を覗かせ、辺りを照らし出します。

ぽたりとしずくが落ちたような気がしました。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2017/05/15(月) 00:08:41.78 ID:sscDpbIG0
いったーい! なにすんのー!?

少女が怒ります。
そして、大きな口を開いて、父親の頭を丸のみしました。
ぼりぼりむしゃむしゃ、ごっくん。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2017/05/15(月) 00:19:15.24 ID:sscDpbIG0
私の真似をしないでよ!

少女はその小さな食べ物が自分と同じようにしているのが許せません。
その子の頬をつねって、おしおきをしました。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2017/05/15(月) 00:29:49.92 ID:sscDpbIG0
女は土が崩れるように、しゃがみ込みました。
そして、言います。

私を食べていいですから、その子は食べないでください!

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2017/05/15(月) 00:31:16.75 ID:sscDpbIG0
甘くてとろける百合バス書いたものです。
魔王と少女編とか、見たい人いますか……?


16:名無しNIPPER[sage]
2017/05/15(月) 00:36:05.92 ID:PSA2upbFO
とっとと書け太郎


17:名無しNIPPER[saga]
2017/05/15(月) 00:46:13.86 ID:sscDpbIG0
>>16
ハムゥ


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