過去ログ - 【モバマスSS・速水奏】《Home》
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◆hAKnaa5i0.
[saga]
2017/07/29(土) 16:44:09.04 ID:vf2bp9nY0
カフェにはLiPPSのメンバーが全員集まっていた。
「やっほー♪」
「よっ、おひさー」
「今日は女子会だからね★」
「薬もあるよ?」
「はいはい。今日は没収★」
「え〜…」
みんなは明るかった。
奏は自分がここにいていいのかと不安を感じた。
気を遣わせてはいないかと思った。
だが、そんな心配は無用とばかりに無遠慮に、みんなは絡んできた。
「ところで奏ちゃんは…夜の海に1人で一体ナニをしようとしてたのかね? ん?」
「アレでしょ♪ アレー…♪」
「ちょっ! 昼間から何の話をしてるの!? ストップ!」
「なになに?♪ 美嘉ちゃんは何を考えてるの〜♪」
「べ、別に変なこととかじゃないからっ!」
奏は悩んでいるのが馬鹿馬鹿しく感じた。
少なくともその時間だけは、とても気持ちが楽になれた。
以前と同じように輪に加わることができた。
電話の誘いは本当にそれだけだった。
ただ、みんなで集まって時間を過ごす。
なんて無駄な時間なのだろうと奏は思った。
どうしてこう嬉しいのだろうと奏は思った。
「私は何者か」
帰り道、奏はポツリと口に出した。
しばらく、同じことばかりを考えていた。
だが、気持ちは違っていた。
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