187:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:54:51.70 ID:+O2eMHkM0
長引く、とか。
季節の変わり目だから、とか。
ともあれ、俺は自分に弱いんだ。
188:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:55:27.86 ID:+O2eMHkM0
【ふたりだけの】
部室の扉を開けると、予想していた通り胡依先輩がソファで熟睡していた。
189:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:56:06.25 ID:+O2eMHkM0
端的に言えば理想を壊されたわけだ。
でもま、完全な偏見で俺の見方が間違っていたということだけど。
あたたかい部屋であたたかい飲み物を飲んで、ちょっと眠くなってきた。
190:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:57:06.87 ID:+O2eMHkM0
甘美な響きだ。死ぬまでに女の子に耳元で囁かれたい台詞ランキングトップ10にランクインしそう。
つうか、これ全年齢対象なんだろうか。今までのものと毛並みが同じようで異なっている。
191:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:57:51.17 ID:+O2eMHkM0
「どうも」
「おちゃ」
192:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:58:31.07 ID:+O2eMHkM0
飲み終えたカップを受け取って、新しいものと、家から持ってきたお茶菓子を机の上にあげた。
同時に、六限開始のチャイムが鳴る。
「思ったんだけど、どうして白石くんはこの時間に部室にいるの?」
193:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:59:02.18 ID:+O2eMHkM0
そんな言い出しで、彼女は長くも短くもない話を始めた。
二学期からは受験じゃない科目を削れること。
とはいっても今日は日本史をサボったということ。
194:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:59:29.66 ID:+O2eMHkM0
「まあ、頭良さげに見えるしそうだよね。
……あ、もしかして妹さんに教えてもらったりするの?」
「それはないです」
195:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 00:59:56.97 ID:+O2eMHkM0
「きょうだいって難しいんだよね」
「ですね」
196:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 01:00:41.95 ID:+O2eMHkM0
久しぶりに見るような気もする。
虹があると、少しだけかもしれないけれど気分が高揚する。
虹と飛行機雲は昔から好きだった。
197:名無しNIPPER[saga]
2017/09/29(金) 01:01:25.10 ID:+O2eMHkM0
「あー……そうですか」
どうりで。さっきのアニメか。
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