202:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:22:32.07 ID:6/W7nyI80
「……世の中にはね、二巻乙っていう悪しき文化があってね。応援してる気持ちを直接伝えたくなるのですよ」
「二巻乙……」
203:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:23:16.00 ID:6/W7nyI80
話題がひとつ前に戻ったようだ。
「先輩って、そういう恋愛好きなんですか?」
204:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:24:01.54 ID:6/W7nyI80
まあ、そうとは言っても何を考えているのかはわからないし、
普段ゆったりとした口調と動きをしているから、それが少しでも機敏になったらいつもと違うように映る。
好きなことを話す姿は、年上とは思えないほどのあどけなさが垣間見れる。
205:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:24:35.65 ID:6/W7nyI80
一瞬自分でも好意を持っている人がいるかどうか考えたが、あまりいい意味での想像はできなかった。
「あ、ごめんね。別に変な勘ぐりとかじゃないんだよ」
206:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:25:35.03 ID:6/W7nyI80
すすす、と細い指で数秒スクロールして、彼女の動きは止まった。
「ね、ライン交換しようよ」
207:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:26:24.61 ID:6/W7nyI80
『おにいちゃん今度も遊びにいこうね』
『写真(二人で写っているもの)』
「……」
208:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:27:12.53 ID:6/W7nyI80
「……あの」
「……あ、別に大丈夫だからね。誰にも言ったりしないし、私もがんばって忘れるから」
209:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:28:03.17 ID:6/W7nyI80
「嫉妬、ってわけではないんだよね?」
「まあ、そう言われると多少はあるかもしれないですけど。
なぜか中学のときから恋愛相談を受けることが多くて、いろいろアドバイスをして、がんばってくっついても三ヶ月経過する前に別れちゃったりとか」
210:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:28:36.69 ID:6/W7nyI80
「すこし、わかる気がするよ」
「……」
211: ◆9Vso2A/y6Q[saga]
2017/10/01(日) 02:29:29.88 ID:6/W7nyI80
本日の投下は以上です。
212: ◆9Vso2A/y6Q[saga]
2017/10/01(日) 02:37:13.05 ID:6/W7nyI80
訂正
>>196
簡単には→簡単に
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