228:名無しNIPPER[saga]
2017/10/04(水) 00:23:13.72 ID:i1qDrOtc0
最終下校時刻の十九時を過ぎるまで、先輩に見てもらいながらデジタル塗りの練習をした。
大まかな基礎知識とスキャナーの使い方も教えてもらった。
改めて思ったが、部室の設備はかなり充実している。
マシンについて、それはおいくらまんえんなんですか、なんて情緒のないようなことは訊かないが、見た目は厳つければ機能も幅広いしで。
駅を南口から抜けて数分後にラーメン屋に到着する。
そこそこに繁盛しているようで、店の客層もまばらだった。
中太ストレート麺。
ねぎ、薄切りチャーシュー、海苔、ほうれん草。
「こいめすくなめかため」と胡依先輩は謎の呪文を唱え出したのでハチマチをした店員さんに「同じものを」と注文をした。
なんかデジャブだ。
テーブルに置かれたラーメンをずるずるすすっていると、向かいから視線を感じた。
ラーメンだしなあ、でもすすると気にする人もいるかなあ、と無駄な邪推をしながら問うと、すすれないから羨ましい、と言われた。
盲点だった。それに、気にしたこちらが恥ずかしい。
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