235:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:12:46.59 ID:3Ent1u4Q0
屋上での胡依先輩との会話も思い出した。
あのとき、彼女はなんて言ってたんだっけ?
236:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:13:28.84 ID:3Ent1u4Q0
でもそれを胡依先輩に言ったところでなあ。先週は普通に話をしてたから違う可能性もあるし、迂闊なことを言うのは控えたい。
「まあ、きっと胡依先輩の美貌に怖気付いてうまく話せないんですよ」
237:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:14:07.75 ID:3Ent1u4Q0
「……あの、じゃあ逆に俺ってどんなタイプですか」
出会って数日レベルの相手の印象なんて容姿と口調くらいしか掴めていないはずだ。
でもまあ、人の容姿についてあれこれ言うのも避けたいことではあるし、心の中で思うだけなら制限なんてないけれど。
238:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:14:46.48 ID:3Ent1u4Q0
「あたり?」
「勝手に分析しないで下さい」
239:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:15:27.55 ID:3Ent1u4Q0
それにしても、お兄ちゃん力か。
意識したことはなかった。佑希にはあまり兄として慕われてるわけではなさそうだし、奈雨に対しても最近は受動的になってしまっている。
と思ったところで一旦思考をストップさせた。
240:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:16:16.73 ID:3Ent1u4Q0
「ここはひとつ、先輩がお話をしてあげましょう」
「ええと、はい」
241:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:17:03.84 ID:3Ent1u4Q0
「白石くんまたなんか考えてる」
「……」
242:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:17:50.41 ID:3Ent1u4Q0
「いいじゃない、私も人に教えてると学べることもあるなあって思うし、自分の絵を見つめなおしたりもできるから、一石二鳥どころか一石三鳥だよ」
でも、でもなあ……。
243:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:18:49.66 ID:3Ent1u4Q0
「なにか、って言いますと?」
「うーん……すぐには思いつかないや。でも、なにかやるってなればモチベもアップするかなって思わない?」
244:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:20:16.53 ID:3Ent1u4Q0
【よくわからない】
家に帰って夕食を作っていると、佑希に後ろから抱きつかれた。
245:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:21:03.19 ID:3Ent1u4Q0
昔からそうだ。佑希は俺の事情なんて考えてくれやしない。
俺のことも考えてくれよ、と主張する気はさらさらないけれど、ちょっとは考えてくれるとありがたいのに。
「ごはん一緒につくろーよ」
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