267:名無しNIPPER[saga]
2017/10/08(日) 01:23:07.23 ID:x7PMoiGY0
「待って、あたしも起きる」
「あそう」
「……おにい、具合悪そう」
「なに、心配してくれてんの?」
「うん」
なんだろうな。もやもやする。
心配されているなら、素直に受け取っておくべきではある。
心配されたくないとは思わないけど、やっぱりなんだか無性にイライラする。
「今日は一緒に朝ごはんつくろうぜ」
忘れてた、と思ってそう口にした。
なぜか当初の目的の作ってもらうからは下方修正されていた。
「……ねむい」
「どっちだよ」
「でも、とりあえず手伝うよ」
「はあ……」
この部屋に来たことを後悔した。
なにがしたかったんだ、俺は。
正常な思考をしていたら佑希に頼ろうなんて思わない。俺のちんけなプライドがそれを許さないはずだ。
佑希と関わると変なことを考えてばかりだ。なんなんだよ、ほんとうに。
「コーヒー淹れてくれるだけでいいよ」
「うん」
1002Res/840.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。