268:名無しNIPPER[saga]
2017/10/08(日) 01:23:54.12 ID:x7PMoiGY0
二人並んで一階に降りた。
昨日食べたお菓子やらが散乱していて、まずはそれを片付けた。
朝食ったってパンとスープだ。
コーヒーがあるならスープもいらない。
ばかやろう、と自分で自分を責めた。
「おにいって弁当ないときどうしてんの?」
「購買」
「なに食べるの」
「豆乳とか」
「それ飲み物じゃん」
今日も母さんと父さん夜遅いみたいだな、と俺は言った。訊かずともそれは分かった。
朝なのにリビングに紙が置いてあったから。こういうところは律儀なのだ。
「あー、今日友達と食べてくるんだ。言い忘れてた」
「え、じゃあ俺ひとり?」
「ごめん、そうなっちゃう」
「そうか」となんとなく呟いた。
するとすぐに心配するような目を向けられた。
それに俺はまた苛立つ。反射的な反応。
結局それから佑希との会話は一言もなかった。
1002Res/840.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。