691:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:39:11.78 ID:6C7ZJzN00
【待てない】
「もう我慢できない! 無理だ!」
692:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:40:20.81 ID:6C7ZJzN00
「明日は昨日言った通りもしかしたら日中全て空けるので、俺今日は泊まりがけでやるつもりですよ」
「白石くんじゃ癒しになり得ない……」
693:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:41:18.51 ID:6C7ZJzN00
たしかに。
みんなが作業をしていて、それを見ているだけでいるのはつらいかもしれない。
描けないことを突きつけられているようで、ここにいていいのかと思うかもしれない。
694:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:42:02.31 ID:6C7ZJzN00
けれど、部室に入り深く息を吐き、「そうだよ」と真面目な面持ちで言った。
「しゅかちゃんとは、まあ中学の時にいろいろあってね」
695:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:42:56.37 ID:6C7ZJzN00
「私はね、ただ描けてたらそれで良かったの。
まあ私も昔は尖ってたっていうか、一人でいるのが好きだったから、馴れ合いとかがすごく嫌いだったの」
ほんの僅かにだけ、その言葉は納得がいった。
696:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:43:36.09 ID:6C7ZJzN00
「なんで受けたんですか?」
秋風美柑が俺にした質問を問いかけてみた。
697:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:44:23.57 ID:6C7ZJzN00
「あ、いや好きとかじゃないよ?
ヒサシちゃんと私は十二? 三? 個離れてるわけだし」
瞑目する俺に、慌てたように手をわちゃわちゃさせながら補足を入れる。
698:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:45:44.08 ID:6C7ZJzN00
……やっべ。俺の目に広がっていた百合ワールドって虚像じゃなかったんだ。百合漫画を薦めてくる先輩がそうだったのか。
最近できた知り合いにガチ勢が二人もいるとは……この学校侮れないな。いや零華くらいまでハードになるとこっちも引くけど、先輩はノーマルだろ、たぶん。
などと脳内で頭の悪いことを考えている間も、先輩はどうにかして弁解しようとしていた。
699:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:46:20.22 ID:6C7ZJzN00
「話戻しますか」
「もう私は話さない。白石くんの話をしよう」
700:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:46:57.46 ID:6C7ZJzN00
「ひとつわかったことがありました」
「なんですか?」
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