過去ログ - 追われてます!
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716:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:01:15.25 ID:6C7ZJzN00

「つーか、足どうしたのおまえ」

「……足?」

以下略



717:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:01:55.79 ID:6C7ZJzN00

「使われないぞ」

「現に今使ってますし、感謝ですよ」

以下略



718:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:02:52.87 ID:6C7ZJzN00

「今のクラスでは?」

「わたしが奈雨ちゃんに変な虫がつかないように警戒してます」

以下略



719:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:03:28.38 ID:6C7ZJzN00

 何を話したかとかは全く覚えていないが、ただ最後に交わした約束だけを覚えている。
 もしかしたら彼女は忘れてしまっていて、今は俺だけが盲信しているものなのかもしれないとは、いつも思っているけれど。

「ごめん時間取らせて。それだけ」
以下略



720:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:04:10.55 ID:6C7ZJzN00

「まあ、冗談はさておき本題に入りますよ」

「最初からそうしてくれ」

以下略



721:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:05:05.75 ID:6C7ZJzN00

「わたしは二人のいちゃいちゃを見たいので、お邪魔にはなりたくないんです。それだけです」

「いちゃいちゃなんてしないけど」

以下略



722:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:05:45.10 ID:6C7ZJzN00

 ふと気を抜いたら、すぐに駄目になってしまいそうだから。
 まだいけないことのはずなのに、もういいのではないかと錯覚してしまいそうになるから。
 俺は彼女にとっての"お兄ちゃん"なのに、それ以上を求めてしまいそうになるから。

以下略



723:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:09:04.75 ID:6C7ZJzN00

【閉塞】

 家に帰る。玄関には見慣れない靴。
 奈雨がすでに来ている。
以下略



724:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:09:38.89 ID:6C7ZJzN00

 どうせそうなるだろうとはわかっていた。

「今日ここで寝るの?」

以下略



725:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:10:08.71 ID:6C7ZJzN00

 髪の匂いがふんわりと香る。
 いつもと違う匂い。でも、好きな香り。

「せっかくだし、お兄ちゃんのシャンプー使ったの」
以下略



726:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:10:49.11 ID:6C7ZJzN00

「まずはわたしからするね」

 こくりと頷くと、すぐに唇を塞がれる。
 だが、いつものようにすぐに離れる。
以下略



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