961:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:52:09.87 ID:bbAsJ8Or0
「ね、あの子彼女? 付き合ってたりするの?」
「ないです」
「ひゃー……なら尚更タチが悪い。こういうとこも胡依ちゃんそっくり」
「……」
あんな乙女ゲーの主人公みたいな振る舞いはしてない。
「いやまあ、白石くんの色恋沙汰には興味ないんだけどね」
「ですよね」
「……私が気になったのはさー、胡依ちゃんと東雲さんの二人が、朝六時なのにここの教室にいなかったことなの」
「……」
「あの二人って、ほんとにどんな関係なんだろ」
彼女はそう言って紅茶に口をつけ、カップの縁を指でなぞりつつ深くため息をついた。
この人、もしかして結構重い人なんじゃないか。
朝に部室の様子を見にきたのだって、俺のことはオマケで、実際は女子二人のことが気になったが故の監視目的だったのでは。
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