過去ログ - 【よるのないくに2】ルーエ「護られること」
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◆NDEcT.ClS.
[sage saga]
2017/09/11(月) 01:38:13.64 ID:3HeMAZN30
気が付けば周囲の邪妖の姿は消え、資材置き場には二人が立つのみになった
先輩は私を護りきり、私は剣を振るい続けた
ルーエ「…ありがとうございます、先輩」
ミュベール「どうだ、護られる気分は…存外悪くなかっただろう?」
先輩が微笑む
きっと先輩は最初からこのつもりだったんだろう
ミュベール「まったく…お前は昔のあいつと似てるよ」
ルーエ「アルと?」
ミュベール「昔のあいつ、背後のことを全く考えずに相手に突っ込んでいたからな」
ルーエ「今のアルはそんなことないですけど…まさか──」
ミュベール「ああ、問いただしたらずっと親友が護ってくれてたからってな」
ルーエ「あのバカ…それで…」
ミュベール「徹底的に私の背後を護らせた、あいつはバカだが流石に反省してたよ」
ミュベール「お前──ルーエごめんって一日中塞ぎこんでな、だからルーエ、あいつがお前を信頼しなくなる日なんてない」
ミュベール「アルはお前がどれだけ立派な人間か分かってる、だから自分を卑下するな、胸を張れ」
ルーエ「先輩…」
ミュベール「それを分かったうえで強さを磨け、それがアルの通って来た道だ」
ルーエ「…はい!今からでも必ず…必ず追いついて見せます…!!」
ミュベール「その意気だ!機会があればいつでも言ってくれ、ルーエの背後は必ず護ってやるからな!」
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