過去ログ - 【よるのないくに2】ルーエ「護られること」
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8: ◆NDEcT.ClS.[sage saga]
2017/09/11(月) 01:36:08.87 ID:3HeMAZN30


ミュベール「とにかく定跡が通用しなかったからな、突然蹴りを放って来たり…」

ルーエ「たしかにアルの戦い方はとにかく危なっかしくて…目を離せなかったですね…」

ミュベール「だから、ルーエはずっと護ってきたんだろう、学生時代お前等は喧嘩ばかりしていたからな…」

ルーエ「うっ…あれは若気の至りというか…すみませんでした…」


正義感の強いルーエは不遜な上級生と衝突することが幾度もあった
原因はルーエの家柄に対する妬みによる度の過ぎた悪口や悪戯であったり
逆に貧しい家柄であったアルに対してのからかいや誹謗中傷であったり様々であった
普通の下級生であれば臆してしまうところだが二人は違った
ルーエは一切臆することなく正面から啖呵を切り、相手の上級生がルーエに胸倉をつかもうとしたり
手をあげる気配を出した途端にアルは先手必勝とばかりに上級生を蹴り飛ばしていた
相手が何人いようがおかまいなしである
だからその背中をルーエは護りきった、何人が相手でもアルの背中を護った
その内に気が付けば周りで立っているのは二人だけになっている
今のルーエとアルの関係はこのころから既に出来上がっていた


ミュベール「おそらく、ルーエが護ってくれていたからあいつは思い切った動きが出来たんだろう」

ルーエ「私を…アルが信頼してくれていたから…」

ミュベール「ああ、あいつがリスクが大きい定跡外れの動きができたのは必ずお前が護ってくれる、信頼の証だ」

ルーエ「アルが強くなったのは私のおかげ…」

ミュベール「ああ、だから今日は私がアルにとってのルーエの代わりになる、だからルーエも私を信頼してくれ」

ルーエ「先輩…」

ミュベール「私が何があってもお前を護る、だから思い切って色々と試してみろ」

ルーエ「分かりました…背中は任せました、先輩!」






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