過去ログ - 【よるのないくに2】ルーエ「護られること」
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◆NDEcT.ClS.
[sage saga]
2017/09/11(月) 01:36:59.05 ID:3HeMAZN30
ゴアアア!!!
静まり返ったユーラルムの資材置き場に複数のマウントシャドウの咆哮が響き渡る
その正面に立つのは私──ルーエ、そして背後にミュベール先輩が付く
ミュベール「いいか!武器は剣だけだと思うな!五体全てが武器だと思え!」
ルーエ「はい!いきます先輩!」
マウントシャドウの数は3、この後何体沸いてくるかは分からない…が今はそんなことは構わず前に進む
後ろに先輩がいてくれるから、迷わない
自分の中心に扇状に立つマウントシャドウの群れの中に一気に斬り込む
正面の一体に脇構えから渾身の横薙ぎを振りぬいた
一撃で両断とはいかなかったが、強烈な一撃にその巨体が宙を浮き左に向かって突き飛ばされる
その身体は左にいたもう一体を巻き込みながら地面に転がった
しかし私の背後から右にいたもう一体が腕を振り上げ──
ミュベール「やらせるか!」
その瞬間、先輩が疾風の如く相手に向かって斬り込んでいた
切り裂かれた傷口から蒼い血を散らせながら相手は後ずさる
それを横目で一瞬確認しつつ地面に転がった二対に向かって私は一気に踏み込む
ゴアアア!
先程傷つけた一体が咆哮を上げながら身体を起こしつつ、足元を薙ぐように腕を振るってきた
普段なら受け止める──が、今の私は普段の私ではない、アルならどうするか
そんなこと考えるまでもなく直感で分かる、後ろからずっと見てきたんだ
アルの動きは全て頭に入っている
ルーエ「──ッッ!!」
私は跳んだ
宙に浮いた私の下を腕が振りぬかれていく
不思議だった、まるで私が私ではないような感覚
見たことのない景色、これが戦いの中でアルの見ていた景色だったんだ
宙に浮きながら私は身体を捻る
地面と平行になりながら私の身体は回転した
そして地面に着地すると同時に──
ルーエ「はぁぁ!!!!」
両手に握られた気剣オーズを回転の勢いを載せて振り下ろした
その巨大な刃がマウントシャドウの巨体を半ばまで切り裂きながら叩き潰した
命を断った、たしかな手ごたえを感じる
ルーエ「次!!!」
それを言う間でもなく横にいたもう一体のマウントシャドウが立ち上がり
私に対し突進してきた
オーズをこと切れた相手からすぐさま引き抜きながら上段に構え、真っ向から斬り落とす
その刃を相手はあろうことか巨大な掌で受け止めてきた
互いに動きが硬直する
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