過去ログ - シンゲキロンパ CHAPTER 03
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997:名無しNIPPER
2019/05/23(木) 07:57:42.31 ID:+V6yDrVp0
そう叫んだ後、福石さんは裁判場から走り出した。その姿からは、ボク達が何時も見ていた「女王」の面影は全くない。目の前に居たのは−己の罪から死刑という「罰」から必死に逃げる哀れな罪人でしかなかった。
 
「生きる、生きる、生きる、生きてやる!私はこんな所で死ぬわけにはいかないんだ!!渋谷沙織の歌を待っているファンの為に、渋谷沙織の帰りを待っているメンバーの為に、何より…私に音楽と愛を注いでくれたパパとママの為に!!!」
 
≪さあ、張り切って参りましょう!オシオキターイム!!≫
 
 
 
「死んで堪るかああぁあぁあぁあぁぁ!!!」
 
ピコンと木槌でモノクマが何かのスイッチを押した音が聞こえた。軽やかな音とは裏腹に、残酷な死刑宣告の音だった。死刑囚を送る人達は、いつもこんな気持ちなのだろうか…
 
 
「あの世で時雨に謝ってよ、ヒトゴロシの女王様」
 
「逃げて…逃げてくれ……渋谷クン。逃げて…逃げて、くれ」
 
小鳥遊さんがポツリと呟いた声は、聞こえないふりをした。


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