過去ログ - 武内P「結婚するなら、ですか」
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421:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/03(土) 20:27:45.20 ID:8JAh2eoKo

「……サー……きて……」


 声が聞こえる。
 その名の通り、凛と通った涼やかな声が。


「起き……プロデュ……!」


 段々と意識がハッキリとしていく。
 確か、今まで感じたことのない急激な眠気に襲われ、
事務所のソファーで横になっていたのだった。


「ん……んんっ」


 何か、問題でも起こったのだろうか。
 彼女の声の調子から察するに、恐らくはそうなのだろう。
 呑気に横になっている場合では、無い。


「起きて! プロデューサー!」


 一段と大きくなった彼女の声と同時に、瞼を開いた。


「っ!? 渋谷さん!?」


 最初に目に飛び込んできたのは、私の下半身――丁度股間の部分――の上で、
真っ直ぐに私を見てくるアイドル、渋谷凛さんの姿だった。
 プロデューサーと、アイドル。
 信頼関係が築かれてきたとは思っていたが、この距離感はいけない。
 すぐにでも、彼女から離れなくてはならない。


「いけません! 渋谷さん!」


 そう言って、ソファーに背中を預けたまま後ろに下がるが、
彼女は私の上から離れようとはしない。
 いや……離れられなかった。


「っ……!?」


 何故なら、


「理解した?」


 人形サイズの渋谷さんの上半身が、私のズボンのチャックから出ている状況だったのだから。


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