過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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111:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 14:27:56.93 ID:sXivYPE/0
「大体、協力と仰いますが、そういうのはされる側が一方的に提案する話ではないと思うんです。
 では、営業課さんは我々に何をご協力いただけるんですか? 今のままだと単なる押し付けですよ」

 背もたれに寄りかかり、憮然とした表情でプロデューサーが言うと、相手の人はほとほと困り果てたように頭を抱えた。

「わ、私だけではちょっと、判断つかないと言いますか」

「いいですよ。上司とどうぞご相談ください。私も上には話しておきます」


 プロデューサーは席を立った。

「誤解が無いように言いますが、これまでの慣習に従い、我々が営業を行うでも私は良いと思っています。
 ただ、本来業務ではないため責任は負いかねる、という事だけはご理解いただきたい。失礼致します」


 コツコツと、若干不機嫌そうに靴底を鳴らし、その場を後にするプロデューサーと目が合った。

 一瞬で、私達に向けるようなあの気の抜けた顔に戻る。



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