過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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686:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:30:30.06 ID:vQzT5qlo0
 (♡)

 いつだってアタシは鼻つまみ者だった。

 優位に立つ度、一緒にいる人を不快にさせる事しかできなくて、だから、テキトーぶってた。
以下略



687:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:35:51.67 ID:vQzT5qlo0
 (・)

 舞台の上、城ヶ崎さんは、交差させていた両手の影に隠した顔を俯かせ、やがて肩を震わせた。

 背後に現れた彼女の気配を悟ったのだろう。ポージングしたまま、泣くのを必死に堪えているようだった。
以下略



688:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:40:25.57 ID:vQzT5qlo0
 もっとも、レッスンは5人編成のままの配置で行われたから、城ヶ崎さんには実際バレバレだったのかも知れない。

 だが、もしやと思っていたとしても、実際その場に立ってみるまで確信を得る事は出来なかっただろう。


以下略



689:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:44:34.80 ID:vQzT5qlo0
 そんな事を考えていた。


 城ヶ崎さんの震えていた肩が、ピタッと止まった。

以下略



690:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:47:40.94 ID:vQzT5qlo0
 (♪)

 それ、アタシが考えたんだー♪


以下略



691:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:51:36.21 ID:vQzT5qlo0
 だから、フレちゃんの提案により、LIPPSはアイを控えめにしました☆

 そうすると、ほらっ! 「I」が「i」になって、点が1個増えて、6画になったでしょ?

 LiPPSは5人で5文字だけど、プロデューサーの点が、アタシ達の中心で見守ってくれてる。
以下略



692:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:53:20.06 ID:vQzT5qlo0
 (・)

 暗転したままの舞台がよく見えないので、グラサンを取った。

 そして、映し出された曲が、俺の全く知らないものであるのを見た時、俺はようやく悟った。
以下略



693:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:54:18.79 ID:vQzT5qlo0



   LiPPS 【 MEGALOMANIA 】

以下略



694:名無しNIPPER[saga]
2017/12/22(金) 23:58:49.51 ID:vQzT5qlo0
   握手を求める 雷のように
   いつだって私 手を伸ばすよ
   焦がれるものが そこにあるから


以下略



695:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:07:01.61 ID:qh1EHTqN0
 凄いな――あぁして至近距離で配置を入れ替えるのって、相当難易度高いんじゃないか?

 正しくお互いがすり抜けたのではと思わせるくらい、彼女達のダンスには迷いが無く、まるで5人が一つの生き物であるかのようだ。

   届かぬ恐怖に身がすくもうとも 求める想いを失わぬよう
以下略



696:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:09:33.75 ID:qh1EHTqN0
 見た目は笑顔で楽しそうでも、あんなに激しく踊っていれば、相当に苦しいはずだ。俺は――。

 いや――やはり俺は、君達の無事を祈るしかない。

 君達とまともに見ようとしなかった俺が、何を今更と思うだろうが、でも――。
以下略



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