過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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696:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:09:33.75 ID:qh1EHTqN0
見た目は笑顔で楽しそうでも、あんなに激しく踊っていれば、相当に苦しいはずだ。俺は――。
いや――やはり俺は、君達の無事を祈るしかない。
君達とまともに見ようとしなかった俺が、何を今更と思うだろうが、でも――。
697:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:13:15.38 ID:qh1EHTqN0
こんなに素敵な時間を 今まで与えてくれたクセに
それでもあなた 夢を見るなと悟れるの?
MEGALOMANIA――確か、誇大妄想狂とか。
698:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:14:53.15 ID:qh1EHTqN0
間奏パートに入ると、宮本さんがいきなり前に躍り出た。
変顔をしながらゴリラのドラミングのような仕草をして、鼻歌を盛大に歌っている。
あぁ、これはおふざけだな。明らかに、彼女のアドリブによるおふざけだと分かる。
699:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:18:41.35 ID:qh1EHTqN0
意外と何とかなるもんだって、教えてくれたのはそっちでしょう
それは違うよ。君がバランス感覚良すぎるんだ。
700:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:20:37.84 ID:qh1EHTqN0
「ハハハ」
呆れた――ここまで、俺を全否定してくるとはな。
701:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:27:35.52 ID:qh1EHTqN0
握手を求める 雷のように
これからもずっと 手を伸ばそうよ
焦がれるものに 手当り次第
「やめてくれ――」
702:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:30:13.94 ID:qh1EHTqN0
【終】
(親)
『――いやぁ〜、とうとう最後のユニットが終わってしまいましたぁ』
703:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:34:54.33 ID:qh1EHTqN0
「もう消せよ、飯の時間だろ」
せがれが東京から帰ってきた。
連絡すら寄越さなくなり、久しぶりにどの面下げて来たと思ったら、軟弱な仕事に手を付けやがって。
704:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:39:06.12 ID:qh1EHTqN0
「馬鹿言え、ロクに知りもしねぇ癖に」
せがれは乱暴に酒を煽り、ため息をついた。
「親父こそ、いい加減仕事辞めたら? 慎ましい生活してりゃ、年金でも十分暮らしてけんでしょ」
705:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 00:43:50.10 ID:qh1EHTqN0
「今の子達は、どうなるんだ」
注ぎながら俺が聞くと、せがれは表情を変えず、グラスを置いた。
「たぶん、鬱から回復した奴が入れ替わりで就くと思うけど――実際上は、俺の先輩が面倒見ると思う。
706:名無しNIPPER[sage]
2017/12/23(土) 00:45:32.03 ID:mPrHtkaSO
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