過去ログ - LiPPS「MEGALOUNIT」
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728:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:07:14.69 ID:qh1EHTqN0
 ――やだー! お願いプロデューサーさん、あのコとは一緒に組ませんといて!


   ――アイドルのフォローをするのがプロデューサー、でしょう?

以下略



729:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:08:36.62 ID:qh1EHTqN0
「プロデューサー?」


 ? ――何だ、速水さん。と、城ヶ崎さんだった。

以下略



730:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:11:35.45 ID:qh1EHTqN0
「? ――俺に?」
「他に誰がいるの?」

 あんなひどい態度を取った俺に、まさかプレゼントがあるとは思わず、面食らってしまった。

以下略



731:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:13:33.87 ID:qh1EHTqN0
「――随分と、私達への評価が高いのね」

 先ほどまで微笑を浮かべ続けていた彼女の表情は、それを閉じた時には真顔になっていた。

「俺はそうは思わない」
以下略



732:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:18:16.04 ID:qh1EHTqN0
「本当に、ありがとうな――俺は、君の強さに助けられた」

 ユニットのエースとして、その肩にかかる荷の重さは、時にはリーダー以上だっただろう。

 城ヶ崎さんは、肩を震わせた。まだ顔を上げられずにいた。
以下略



733:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:22:16.59 ID:qh1EHTqN0
 話には聞いていたが、事業一課はチーフ級のプロデューサーのみという特殊な部署で、各々のデスクも全て個室だった。

 中央にはフリースペースがあり、そこに一課所属のプロデューサー陣と課長が俺を出迎えた。

 シンデレラプロジェクトを所管する、あのクマさんもいる。
以下略



734:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:24:45.12 ID:qh1EHTqN0
 そして――ここが、俺の個室か。

 やや緊張しながら、俺はドアを開けた

「おっ、来た来た。おっはよー、プロデューサーさん♪」
以下略



735:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:27:18.96 ID:qh1EHTqN0
 いや、せっかく美城常務――今は専務か。

 とにかく美城さんが、名ばかりチーフという最後の花道を俺に用意してくれたのだ。

 最後のお勤めくらい、しっかりしないとな。346プロに恩義があるのは事実だ。
以下略



736:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:30:19.33 ID:qh1EHTqN0
 な、何だ、今のは――?

「あら――ごめんなさい、お気に召しませんでした?」


以下略



737:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:33:36.97 ID:qh1EHTqN0
「あら?」

 キョトンとした顔で、高垣さんが俺を見つめる。

「あらじゃないですよ、朝っぱらから。
以下略



738:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 02:37:51.28 ID:qh1EHTqN0
「あ、そうだそうだ、常務ちゃんからプロデューサーに伝言頼まれてるんだー♪」

 宮本さんが、俺の不信など無視するように極めてフレンドリーに声を掛けてきた。

「えー、オホン――私は君を、プロデューサーとしてそう高く評価してはいない」
以下略



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