過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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692:名無しNIPPER[sage]
2018/08/26(日) 21:20:12.86 ID:9R+Jvt1J0
「は、はい。
 正直な話、私たちがどこまで出来るかわかりませんが」
「絵里さんお久しぶりです、ルビィちゃんに先を越されちゃいましたけど、
 私覚えてます?」
 わりと久方ぶりに見る気がする妹の鉄仮面ぶりに、梨子ちゃんは戸惑いを隠せない。
 ひたすら恐縮している彼女をかばうようにして、曜ちゃんが私に声をかけた。
「ええ、凛のところにいたわね?」
「その衣装、ことりさんのデザインですか?」
「布面積が少ないけど、こういうデザインって見れば分かるものなの?」
「高校3年のとき、ことりさんが有名になって活躍し始めてから
 すごいなって思って追いかけてましたから」
 私としてはそんなこともあるのね程度にしか思わなかった。
「ただ、挨拶に行こうとしたら南條さんに止められました」
 悲しそうな表情を浮かべながら、曜ちゃんは語る。
 アスリートとしての立場ととある事務所に入ってのタレント活動をしていて、
 この度、円満というわけではないけれどハニワプロへ移籍した。
「千歌ちゃんがいないから言えますけど、
 芸能界に入ってから、Aqoursの良い評判を聞くことがないから……
 だからもしかしたら、ことりさんも私たちにいい印象を抱いていないのかなって」
「ことりさんは他人の評判や評価にはさほど興味はありません。
 良ければ私も同行して挨拶に伺いますが」
 曜ちゃんの言葉に反応しようとした私を亜里沙が手で制し、
 プロデューサーモードでの応対に姉はひたすら緊張が走る。
「他の人の評判や評価に興味がないとは?」
「つまり、仮にAqoursを快く思っていないのが事実ならば、
 それがことりさんの個人の意志だということです」
「そう、ですか……」


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