過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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82:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:49:26.25 ID:gwxnAmpw0
(南ことりとの飲み会編)

 池袋というとサンシャインシティと乙女ロードくらいしか知らなかったので、
 亜里沙の手助けも借りて事前にリサーチをすることにした。
 今回ことりと行くバーは、Bar Lilyというお店。
以下略



83:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:50:08.97 ID:gwxnAmpw0
 亜里沙が男の人と女の人のどちらが好きなのか疑問だったけど、ひとまず出かけることにした。
 ちなみに彼女の機嫌は、もうすでに治っている。
 地雷を踏んだ後海未にLINEをして、なんとかして仲を取り持って欲しいと頼み込んだのだ。
 だから飲み会に出かける時に、珍しく亜里沙が見送りに来てくれたのである。

以下略



84:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:50:33.19 ID:gwxnAmpw0

 最寄りの駅まで歩いていると、ピコンとスマホが鳴る。
 μ'sのメンバーやA-RISEのみんなとLINEをする時は大抵深夜になるから、この時間帯に来るのは珍しい。
 誰からかと確認してみると、なんとツバサだった。

以下略



85:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:50:48.56 ID:gwxnAmpw0
TSUBASA:エリー料理できるんでしょ、いいわ、専属のシェフとして雇ってあげる
エリー:なら後2人くらいに声かけて、一週間ずつ泊まろうかしら
TSUBASA:エリち放浪記ね、そういえば今日は誰と飲むの?
エリー:ことり
TSUBASA:南さんってお酒飲むのね……なんか、甘いジュースとかしか飲まなそうなイメージあるけど。
以下略



86:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:51:17.86 ID:gwxnAmpw0
 10分くらいすると乗客がちょっとだけ少なくなったので、移動をする。
 理亞さんはフラフラとしながら、乗客の多い方向に向かおうとしたので慌てて止める。

「だ……れかと思えば、ダメ……人間……絢瀬絵里……じゃない」
「あなた初対面の時もそうだったけど、私に何か恨みでもあるの?」
以下略



87:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:51:51.43 ID:gwxnAmpw0
 北海道から上京してハニワプロというアイドル事務所に入った彼女たち姉妹が、一番最初に行ったのは秋葉原だったらしい。
 数あるアイドルグッズに目を輝かせるお姉さんの聖良さんと違って、理亞さんが注目したのは成人向けゲーム。
 まあ、あそこは堂々とエッチなゲームのポスターがビル全体に貼ってあったりするし、目に入るのは仕方ない。

「最初は……何だこれと思っていたんです、不健全だとも思いました」
以下略



88:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:52:24.63 ID:gwxnAmpw0
 池袋駅に着いた途端、理亞さんは嬉々とした笑みで電車を降りて何処かへと走り去った。
 先ほどまで死にそうなくらい顔が青かったはずなのに、若いというのはなんでもできるのだね……。
 
 私が本日向かうのは池袋駅の東口。
 ちょっと早めの到着になってしまったから、ことりはまだ来ていないはず。
以下略



89:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:52:44.13 ID:gwxnAmpw0
エリー:そういえば今日はことりと飲むことにしたの
ほのっち:いいなあ! ことりちゃんも私を誘ってくれればいいのに!
エリー:でも支度に時間がかかってるみたいで、いま池袋にいるわ
ほのっち:あー、明日神奈川に行くことがなければ行ったのに!
エリー:そういえば穂乃果はまともにお酒飲めるようになったの?
以下略



90:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:53:19.11 ID:gwxnAmpw0
「ごめんね、ここ最近徹夜ばっかりで、寝坊しちゃった」
「仕事も程々にしないと体壊すわよ?」
「オンラインゲームも程々にしないと人生が壊れちゃうよ?」

 それは困る。
以下略



91:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:54:00.96 ID:gwxnAmpw0
 カウンター席とテーブル席があったけど、ことりが選んだのはカウンターだった。
 こちらのほうが早く給仕されるからとのことで、お財布の中身に心配がある私は多少呻いた。
 
「それじゃあ、乾杯」
「ええ、何ていうか居酒屋と空気が違って緊張するわね……乾杯」
以下略



92:名無しNIPPER
2018/02/25(日) 17:54:24.62 ID:gwxnAmpw0
「絵里ちゃん、私、赤ちゃんが欲しくて……」

 飲んでいたお酒を吹き出すところだった。

「ことり、知ってるとは思うけど、赤ん坊を産むには……その、仕込み作業が」
以下略



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