過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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233:名無しNIPPER[saga]
2018/12/23(日) 19:09:15.37 ID:O8SRoyhI0
「問いかけるけれど、あなたは誰かに取り憑かれてはいない?」
「むしろ取り憑いていたらその人って不幸じゃない?」
「否定はしないのね」
「隠し通せると思ってないもの」

 「また面倒事に巻き込まれて」などとため息をつくツバサ。
 ニートになる少し前に面倒事が列を作って訪れてくる時代があり、
 椎名伊織の件もそうであり、気に食わない企業に連れて行かれて「仕事はできるけど評価できない」というクソみたいな反応で嫌がらせにあった時もそう。
 μ'sが持て囃されていた時期には、高校時代は優秀なのに就職活動もうまくいかないと後ろ指さされた時期もあったし、買い物に行けば誰かが私を見ている。
 フォローを入れるなら、私の3倍くらい穂乃果は嫌な目に遭っているけれど、
 誰のせいでそうなったのかは問いかける気もしない。

「あー……もしかして入れ替われるの?」
「ええ」
「腑に落ちたわ、出なければこの私が絢瀬絵里如きに上手く使われるわけないもの」
「使う気がないということで一つ」

 何のどの場面を指してツバサを上手に使ったのかは定かではないけれど。
 私が人から上手く使われないということに対しては、後日記憶がすっ飛ぶほどに酔っ払ってしまった花陽に言われた台詞から察している。
 
「絵里ちゃんって人から上手く使われようとすると反発するし、
 仮に上手く使えたところでそこまで役に立つ人じゃないよね」

 ことりんぱなという面々との飲み会で、
 遠慮なく事実を指摘(主に罵倒を持って)されていてからしばらく、
 花陽がちびちびとお酒を飲みながら不意に黙ってしまったので、
 「だいじょうぶ?」と声を掛けたら唐突に言われた台詞。
 私に恐ろしく辛辣な凛やことりでさえ「かよちん!?」「かよちゃん!?」と白目をむかんばかりに驚き、慌てふためき。
 無防備な状態でボディーブローを受けたみたいにダメージを受けた私に「だいじょうぶだから、ね、飲み会の代金払うから!」とことりはフォローを重ね、
 凛は「違うから、かよちんは誰かと絵里ちゃんを間違えているだけだから!」と、本当に申し訳なさそうな表情で私に謝罪の言葉を述べた。
 なお、その事実は行われた飲み会と共に封印され、
 飲み会の現場に絢瀬絵里はいなかったと記憶がすっ飛んだ花陽には説明された。


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