過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
1- 20
58:名無しNIPPER[sage]
2018/11/27(火) 04:25:22.37 ID:dX+UK2dc0
「覚悟を決めました――では、私は徹頭徹尾。
 プロデューサーとして全力を尽くしましょう――理亞と、姉には頑張って貰って
 ”あなたたち”が陽の光を浴びることでさえ恥ずかしいと感じるほど惨めになって頂きます」
「亜里沙……あ、いや――こちらも覚悟の上です」

 海未さんを眼中から外し、後ろの二人だけを見て宣言する。
 ぐいっと前に出て二人をかばうように海未さんが前に立ちますが、
 さも当然と言わんばかりに胸を張っているおふた方には微塵も伝わってはいないでしょう。
 ――もうすでに海未さんは私が自由に動かせていることには。



 他の事務所の方々には退室して貰って、古田さんには塩でもまいておいてとお願いしました。
 お客様の迷惑と嗜められましたが、私を身代わりにしてさっさと逃げた人間の言う台詞とは思えません。
 いや、でも、本気出した海未さんの怖い視線とか、私も震え上がりますけどね……。
 おそらくではありますが、絢瀬亜里沙には遠慮をしてくれたのだと思います。
 それが、姉に対する配慮であるのは心が痛いですが。

「なんでかしらね、プロデューサーに近づくのが怖いわ……」
「ツバサさん!」

 思わず抱きつこうとしてしまい、仕事中であるのが周囲の視線で理解し、
 咳払いを一つしながらクールで格好いいプロデューサーを演じます。
 ええ、それがいかほど出来ているかは私の責任ではありませんが! もう、心がウッキウキですが! 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
782Res/1154.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice