過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/04/28(日) 13:57:36.84 ID:WoQi+oWD0
私は腰からボールを取り出して、しいたけを外に出す。
「ワフッ」
千歌「鞠莉さん、その破片もう一度貸してもらえますか?」
鞠莉「え、うん。いいけど……」
私は再度ボールの破片を受け取って、しいたけの前に置く。
千歌「しいたけ、“かぎわける”」
「ワフ」
私の指示でしいたけはくんくんとボールの欠片の臭いを嗅ぐ。
「ワフ」
しいたけが一回吼えてから、地面を嗅ぎながら歩き出す。
鞠莉「ち、千歌っち?」
千歌「たぶん、しいたけなら外に飛び出しちゃった子の臭いを嗅いで見つけられると思うんで! 曜ちゃんと鞠莉さんはロトムを探してください!」
鞠莉「で、でも……」
曜「鞠莉さん、ここって危険な野生ポケモンとかもいるんですか?」
鞠莉「……たまにSableyeが出るとは聞くけど……基本的にはメレシーだけよ」
曜「じゃあ、千歌ちゃんに任せましょう。千歌ちゃん、しいたけ、お願いねー!」
千歌「任せて!」
「ワフッ」
私はガッツポーズを作ってから、洞窟の奥へと歩を進めていきます。
* * *
鞠莉「ホントによかったの?」
鞠莉さんが私に尋ねて来る。
曜「ターゲットが二手に分かれちゃったなら、その方が都合がいいかなーって」
鞠莉「千歌っち、一人にしちゃって心配じゃないの? 幼馴染なんでしょ?」
曜「心配じゃないわけじゃないですけど……。でも千歌ちゃんはこういうとき、どうにかしちゃうんです」
鞠莉「どうにか?」
曜「子供の頃二人でトレーナーごっこって言って、町の外まで出てたことがあったんですけど……そのとき、たまたまオニスズメに襲われたことがあって」
鞠莉「……」
曜「そのとき、私ビックリしちゃって、あれだけ大人にポケモンを持たずに外に出るなって言われてたのに……どうして言うこと聞けなかったんだろうって……すっごい後悔しながら逃げ回ってたんだけど」
鞠莉「だけど……?」
曜「オロオロしてる私の前で、千歌ちゃんったらオニスズメに自分の羽織ってる上着被せて、身動きを取れなくして……」
鞠莉「それは……なんというか、度胸があるというか、無鉄砲と言うか……」
曜「まあ、結果としては、オニスズメが怒って仲間を呼んじゃって、結局群れに囲まれて更にピンチになったんですけど……」
鞠莉「Oh... よく無事だったわね」
曜「あはは……千歌ちゃんのお姉ちゃんが駆けつけてくれて、しいたけと一緒に追い払ってくれたんです」
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