過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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888: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/10(金) 15:37:22.75 ID:Q+x1d3Jo0

善子「ヤミカラスとムウマの“うらみ”のお陰でとっくにパワーポイントが残ってないわよ。というか、そもそも疑問に思わなかったの?」


私は鼻を鳴らして、得意気に語る。


善子「──なんで、私たちもろとも、凍るような技選択をしてたのかってこと」

 「ランクル!?!?!?」


別にただ凍らせたいだけなら、ゲッコウガで直接ランクルスに向かってみずタイプの技を撃てばよかった話だ。


善子「最初から、掴まったフリして、死角から炎で炙るつもりだったのよ。だから、一緒に炎に巻き込まれても、身体が凍ってればあんたの腕から逃げるくらいの時間は稼げる」


差し詰め、火の中に飛び込むときにバケツの水を被るみたいな感じかしらね。……それでも多少の火傷はしたけど……。

まあでも、


善子「“ほのおのうず”で拘束、自慢の遠距離技はヤミカラスとムウマが身を賭して封じた。これで、チェックよ」

 「ランクルゥ!!!!!」


ランクルスが腕を伸ばして、どうにか拘束を逃れようとするが、

その背後から、

大樹を走る影、


善子「そして、これでチェックメイト!!」
 「ゲコガァ!!!!!」


ランクルスの背後から、炎熱ごと切り裂く、不意の一撃。


善子「“つじぎり”!!!」

 「ゲッコガァッ!!!!!!!」

 「ランクッッ!!!!」


ゲッコウガに背後から袈裟薙ぎに切り裂かれ、

 「ランク、ル……」

ランクルスは崩れ落ちたのだった。


善子「……はぁ……ど、どうにか、勝った……」


気が抜けて、思わずへたり込む。


 「ゲコガ…」
善子「あはは、ありがとゲッコウガ……大丈夫よ」


私は心配するゲッコウガを制しながら、倒れたランクルスに目を配る。

気絶しサイコパワーを失ったランクルスは、念動力で維持していた、緑色の体液を保てず、中の本体が転がっている状態だった。

そして、その近くに……。


 「タ、タマタマ…」


ずっと体液の中に入って一緒に移動していた、タマタマの姿。


善子「ん、しょっと……」


私は立ち上がる。



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