過去ログ - 千歌「ポケットモンスターAqours!」
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892: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/10(金) 15:42:30.01 ID:Q+x1d3Jo0

もう空が見えないので、岩の数は全くわからないけど、

恐らく、宣言していた60個を超えたであろう辺りで、

フーディンの頭上の浮遊する岩のドームの上から、

重いものが激しくぶつかる音が聞こえてくる。

 「フー……!!!!!」

瞬間、岩のドームが僅かに沈む。

その音は、断続的に聞こえ続ける。

 「フーディ……!!!!」

音がする度に、ドームはどんどん沈みフーディンの頭上に覆いかぶさるように高度を下げる。

それと呼応するかのように、フーディンが顔を真っ赤にして、スプーンを握り締める。


千歌「ニシシ……♪ 私たちの努力の勝利だね♪」
 「ワォッ」


私が言うと同時にしいたけがシャツの裾を引っ張る。“あなをほる”で避難用の穴が完成したことを告げていた。

私が手持ちを連れて穴に入っていく中、


 「フーディィィィイイイイン!!!!!!!!」


フーディンの雄叫びが山中に響き渡った──。





    *    *    *





千歌「……さて、と」


ひょっこりと穴から顔を出して。

岩だらけになった流星山の頂上を見る。


千歌「……やりすぎたかな……?」


後で師匠に叱られるかも……。……ま、まあ、細かいことは後で考えよう。


 「ピィイイイイイ!!!!!」


頭上ではムクホークが旋回している。

 「バクフッ!!!」

そして、一足先に戻ってきたバクフーンが山盛りになった岩のドームを割り砕いているところだった。


千歌「ルガルガン、“ドリルライナー”!」
 「ワォン!!!」


バクフーンを手伝うように、ルガルガンが身を捻り、全身をドリルのようにして、岩を削岩して潜っていく。

程なくして、

刳り貫いた穴から、一匹のポケモンを引きずりだした。

 「……フー……」

さっきまで私たちが戦っていたポケモン──フーディンが目を回して気絶していた。



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