【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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72: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/09/01(火) 13:52:56.61 ID:cpbtuf7z0
 重巡一隻、航巡一隻、軽巡二隻、駆逐艦二隻、軽空母二隻。
 バランスとしては申し分無く、合流地点からすぐに鬼退治へと一行は向かう。
 元々そう遠くない距離まで接近していたこともあって、彼女達が臨戦態勢を取るまでそう時間はかからなかった。

「私と隼鷹さんで射線を開きます」

「後はジャンジャン撃っちゃって〜」

 言うや否や数十機の艦載機が二人から発艦し、先陣を切る。
 その様は少し特殊で、祥鳳の艦載機の動きをトレースしたかのように隼鷹の艦載機が動きを合わせていた。

「凄いでしょうちの飲んだくれ、酒が抜けると逆にてんでダメなんだけどね」

「凄いのならボク達の仲間だって負けてないよ、ね?」

「――射線、開いた」

「うおぉっ!? い、今の何さ」

「あー!? 阿賀野が一番に撃ちたかったのにー!」

 突然の轟音に慌てる望月。それとは違った意味で慌てる阿賀野は、由良の単装砲の餌食となった相手を確認する。
 幸いと言っていいのか近くのヘ級が庇い、南方棲戦鬼は黒煙を上げてはいるが動きを止めていなかった。

「キラリーン、阿賀野が止め刺しちゃうよー」

「緊張感、ゼロ」

 間髪入れぬ阿賀野の追撃が決まり、一隻目の鬼級が沈む。
 それを後ろから冷静に眺めていた初雪は、全く鬼級が居る方向とは見当違いの方向へと視線を這わせた。

「――そこ」

 無造作に放たれた数発の爆雷。しかし、放たれた数だけ大きく水柱が上がり、潜水艦がそこに居たことを示す。

「そっちの初雪はこっちの五十鈴みたいなポジションなんだ。じゃあそろそろボクも、行くよ!」

 最上は試製晴嵐を飛ばし、鬼級二隻へと同時に攻撃を仕掛ける。
 対空砲火が祥鳳と隼鷹の艦載機へと向いていたこともあり、撃沈とまではいかなかったが一隻を中破、一隻を小破へと追い込んだ。

「望月、あたし達も負けてらんないぜ」

「あいよー」

 出遅れた加古と望月も、砲雷撃を開始する。
 二人は特別な何かをしている訳ではないが、その一撃一撃が次の行動を妨げ、相手の動きを封じていた。
 ものぐさならではの“回避せずに済む戦い方”であり、ものぐさらしからぬ積み重ねた練度がそれを可能にしていた。

「よっしゃ、このまま――」

「敵増援です! 更に後方より二隻接近中!」

「やっぱり、そう簡単には終わらせてくれないみたいだね……」

 延長戦の笛が鳴り、八人は再び体勢を整え備える。
 このロスタイムがいつまで続くかは、他の艦隊の働き次第である。


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