【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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779: ◆UeZ8dRl.OE[sage saga]
2018/03/12(月) 00:59:12.22 ID:FJwxr0YXO
「……何でだぴょん」

「……」

「何で……何であの二人を見殺しにした!」

「お前達の、私達の、未来の為だ」

「ふざけるなっ! 神通はお前を慕ってた! 信濃はいつか皆で平和な世界を旅しようって、それなのに何で……何で二人が沈まなきゃいけなかったのっ!?」

「そうしなければ、作戦は失敗していた」

「……そっか、そうだ。所詮は、ただの道具だもんね、私達。沈もうが、体が吹き飛ばされようが、敵に食われようが、胸が痛むはずないもんね」

「……必要だった」

「黙れ」

「あぁするしか、なかった」

「黙って」

「尊い、犠牲だった」

「いいから黙れっ!」

「黙ってなどいられるかあっ!!」

「っ!?」

「あの犠牲を誇らねば、あの二人は名すら残せない! あの犠牲を乗り越えて進まねば、あの二人は無駄死にでしかない! あんな犠牲を出さねば戦況を覆せなかった現状を、世に知らしめることができない! もうあんなことはたくさんだ! 決死の覚悟で戦場を駆けるお前達を、安穏と遠くから眺める奴に笑われてなるものか! 俺の頼もしき戦友を、優秀な部下を、愛すべき娘達を、誇れぬ世などあっていいはずがない!」

「……ただの夢想を叫んで、どうしたいの?」

「夢想で終わらせる気など毛頭ない。俺は人と艦娘が共に歩める世界を作る。それが、俺に出来る唯一の手向けだ」

(――あぁ、そっか。だから二人とも最期は笑って……)

「……やるぴょん」

「む?」

「お前一人じゃ出来そうにないから、手伝ってやるぴょん」

「人間は嫌いなんじゃなかったのか?」

「今も嫌いだぴょん。でも――」




 ――――不細工なその泣き顔は、嫌いじゃないぴょん。


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