【艦これ】大鳳「衣食住に娯楽の揃った鎮守府」浦風「深海棲艦も居るんじゃ」
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780: ◆UeZ8dRl.OE[sage saga]
2018/03/12(月) 01:00:09.09 ID:FJwxr0YXO
 ――聞こえるか?

「聞こえないぴょん」

 ――よし、聞こえとるな。

「どうして出撃中までその声を聞かなきゃいけないぴょん」

 ――まぁそう言うな。交戦中は通信を切っておくし、邪魔はせんさ。

「それで? 用件は何だぴょん」

 ――いや何、ようやくお前を俺の秘書艦とする手筈が整ったのを知らせておこうと思ってな。

「勝手にうーちゃんを秘書艦にするんじゃねーぴょん」

 ――ふむ、では武骨大将がお前を気に入っとるようだからあちらに行ってみるか?

「……帰ったら覚えてろぴょん」

 ――かっかっか、おぉ怖い怖い。

「そろそろ、交戦開始するぴょん」

 ――うむ、待っとるぞ。

「…………」

 水平線の彼方に、揺らめく敵が見える。数は四十と少し。
 対してこっちはたったの一人。先の大規模作戦で主力を半数も失い、まともに敵の主力級と戦えるのはたったの三人。後進育成なんてとてもじゃないけど間に合わない。比較的安全になったのは近海付近のみで、沖に出れば相変わらず深海棲艦は掃いて捨てるほどいる。前線の戦況は最初期に比べれば多少マシといったところでしかない。
 それでも、不思議とこの身は戦意に高揚している。

「ふふっ、くふふっ、あはははははっ!」

 清々しい。本当に清々しい。これでようやく、下らない大義名分を放り投げて自分の為だけに戦える。どうしようもなくバカな夢想の為だけに、この命を賭けられる。
 ――さぁ、さっさとその首を置いてくぴょん。


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