その剣士、サキュバス憑きにつき。
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80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2015/10/22(木) 20:51:35.44 ID:bhCDgbViO

夢魔「え」

剣士「この世のありとあらゆる負の感情を、この……人間の身体に押し込み、リミッターをかけて燃料タンクのように開閉させる事」

剣士「それが、あの爆発的な力を生み出す為に生み出された方法。破壊の力」



夢魔「それじゃ」

剣士「そうだ。莫大な力と、有り余る淀み。それが俺の精の正体だ」



剣士「ちなみに、対になって宿された彼の力は、喜び、楽しみ、安らぎ、勇ましさ。そのような感情を詰め込まれた燃料機関……破邪の力だ」

夢魔「本人たちの感情の動きは想像も付かないけれど……何故その燃料に、人間の感情を選んだのかしらね」

剣士「言霊などに限った話ではないが……人の想いというものは上にも下にも留まる事を知らず、無限に近い原動力となるからだ」





剣士「秘術は滞りなく完了したが、俺の力には問題があった。戦っている相手が強くなればなるほどに感情の制御が難しくなり、その力を持て余してしまう事だった」

夢魔「想像に難くないわね」

剣士「ああ。紆余曲折はあったが、端的に言うと俺はその力で里を滅ぼしかけ、そして里を追われる」





剣士「正直なところ、此度の件も小さな事なのだ。人ひとり用ではない感情のリミッターが付いているせいで、自分の感じ方を自在に制御出来てしまう」

剣士「まあ、お前の魔法でよく分からない事をさせられた時は焦ったがな」

夢魔「あら、素直になるマジックってそんなに危なかったのね」

剣士「だからやめろと言った。まったく」



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