102: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/06/07(火) 22:35:39.99 ID:5iaVKsYY0
ふと、香しい匂いに足を止める。娘もそれにならい、自分の後ろで止まったようだ。匂いの下を辿ると、比較的新しい飯屋が出来ていた。飯屋、という言葉が少し違うような、こじゃれた感じの建物。
今日は、少しくたびれてきた娘の服の新調で出ていて、新たなデザインに関する不慣れなやり取りで時間を食ってしまった。
「中でゆっくり休憩しよう」
振り返ってそう提案する。その新しいデザインとは別に、すでにあった既存品を身にまとった娘がそこにいる。大人しめな紺色のワンピースは似合っていた。
「畏まりました」
娘は軽く頭を下げ、店内に入る俺に続いてきた。
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