103: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/06/07(火) 22:36:23.40 ID:5iaVKsYY0
新しい木の香りがする店内。出来立ての建物特有の香りだ、しばらくするとその店特有の匂いに染まり、今のうちにしか嗅げない、貴重、といえばいいのか今しか味わえないものだな。
メニューを開くと、デザートを主体としたものが並んでいた。やや空腹の自分には物足りない内容だが、良く調べずに入ったのだから仕方ない。
「奴隷はどういうものが食べたい? 答えるのが命令だぞ」
命令、という言葉を出したいわけではない。けど、そう言わないと答えてくれないなら、そう言うしかない。周りの客の様子――ほぼ女性客だけだが――を見て、特にそのやり取りは聞かれてないようだった。
「……、よろしければ、主人と同じものを」
これもわりといつも通りの答えなのだが、食べたものを共感できる意味では、そこまで嫌いなものではなかった。
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