150: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/11/13(日) 04:47:42.08 ID:esuOe+g80
結局、娘が話さないなんて言う選択肢を選ぶわけもなく、修道院から隣国に捕らえられるまでの間を、夢で見たという内容を聞かされた。
恐らく、本当の奴隷とされた期間を見て、うなされたのだろう。どんな扱いを受けたのかはわからないが、その奴隷商にふつふつと怒りを覚える。
「もう、過ぎたことでございます」
それが表情に出ていたのか、自分のことは気にしなくていい、そんな意味合いをもって娘は俺に言う。納得はできないが、この内容で娘を困らせるのもまた、気が引けた。
「今は、主人といられます。それだけでよいのです」
そんなことを言われてしまえば、そのまま胸に抱きしめてしまうのが、自然に思えてならなかった。
337Res/120.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20