213: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/06/13(火) 01:00:43.77 ID:VeJShKpJ0
着替えに袖を通す為、ベッドから降りる。それに手に取ろうとして、扉が開く音。目線を向けると、娘が俺の状態について小走りで近づいてきていた。
「お手伝いいたします」
「頼む」
それはいつも通りのことのはずなのに、娘の手伝いの動きが、機械的ではなくどこか違った。そう、心地よさというべきだろうか。暖かい感じだ。
着替えを終えて、娘をジッと見る。こちらの目線に気づいたのか、娘は顔をほのかに赤らめて俯いた。ここまであからさまというか、わかりやすいのは覚えている限りではない。
「どうした、まだ痛むのか?」
多分違うとはわかりつつも、シーツにあったあの痕跡を思えば、言わなければいけない気がした。
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